Twilioの各種製品やサービスの請求処理はそれぞれ異なります。そのため、残高や請求プロセスで混乱が生じる可能性があります。このガイドでは、Twilioアカウントの残高と請求の仕組みについて説明します。以下のトピックについて説明します。
アカウントの残高
デフォルトでは、すべての定期利用料金(MRC - Montly Recuring Item - 電話番号、サポートプランなど)とアカウント使用料を、Twilioアカウント残高に請求します。通常はこの支払い方法を「従量課金アカウント(Pay-As-You-Go)」と呼びます。アカウントをアップグレードすると、この残高から月額料金と定期使用料の引き落としを開始します。
残高が$5.00相当になるとメールで通知し、$0になると再び通知した上で、プロジェクトはサスペンド(一時停止)されます。このとき、処理中の通話があれば、切断されること無くそのまま完了させることができます。その後、アカウントの残高はマイナスになります。
アカウントの残高がゼロまたはマイナスになると、その後電話の受発信やメッセージ送受信ができなくなります。一時停止されたアカウントに対して支払いを行うと、その支払いはまずアカウントの一時停止中に遅延した(マイナスに割り込んだ)使用料または定期利用料金に適用されます。これらの使用料に対して支払いがまだ不足している場合は、アカウントの一時停止状態が継続されます。詳細については、以下を参照してください:Twilio残高がゼロになった場合(英語)
請求の遅れに関して
Twilioの請求および関連処理システムが複雑なため、アカウントに対する請求が遅れる場合があります。通常はささいな問題ですが、リアルタイムデータを調整しようとしている場合は、こうした遅れが情報の不一致を引き起こす可能性があります。
使用料請求の遅れは、アカウントが一時停止状態から再開される場合にも発生する可能性があります。定期利用料金を含むすべての使用料がアカウント残高に対して処理される前に、アカウントの残高が$0になると、未払いの使用料がマイナス残高としてアカウントに残ります。この状態は支払いがアカウントに追加されるまで解除されません。残高ゼロのアカウントを再開する場合は、アカウントの一時停止中に発生する使用料請求の遅れを相殺できるように、通常のチャージ金額を増やしてください。また、アカウントの一時停止による請求の遅れが再び発生しないよう、頻繁に残高を確認してください。
Twilio残高のチャージ
プロジェクト残高のチャージオプションは、コンソールの[Billing Overview](請求書概要)ページにございます。このページで、残高のチャージを手動でリクエストできます。また、残高が一定の金額を下回ると自動的にチャージし、アカウントがサスペンドされないように設定することもできます。詳細については、以下の参考資料をご覧ください。
請求書でお支払い頂いているお客様は、残高のチャージ という概念がございませんので、読み飛ばしてください。
税金
Twilioは、世界中の多くの法域でお客様から税金を徴収するように義務付けられています。前月の使用料の税金を翌月初旬に徴収します(たとえば、5月分の税金は6月初旬にアカウントに対して請求します)。詳しくは、いつ税金は課金されますか?をご覧ください。
領収書と請求書
領収書は、支払い(チャージ)を行うたびに、アカウントの該当するユーザーにメールで送信されます。以前の支払い領収書は、コンソールの[Payment History](支払い履歴)ページで閲覧・ダウンロードできます。
また、従量課金アカウントと請求書アカウントには、いずれも月単位の請求書が発行されます。従量課金アカウントの場合、この請求書は月々の補足会計にのみ使用されます。支払い領収書とは一致せず、未払い残高もありません。これはサービス使用時にアカウント残高から自動的に使用料金が差し引かれるためです。
詳細については、以下の参考資料をご覧ください。