2022年9月1日現在、Twilio Singapore Pte. Ltd.(Twilio Singapore)は、シンガポール在住のお客様に対し、2022年8月1日起算の利用料の請求書を発行します。シンガポールは、Twilio Singaporeを含む現地法人に対し、シンガポール在住のすべてのお客様に販売したサービスの物品サービス税(GST)の徴収を義務付けています。以前は、Twilio Inc.からお客様に請求書を発行し、有効なGST番号を持つB2B(企業間取引)のお客様の税金はTwilio側で徴収していませんでした。このガイドでは、Twilio SingaporeによるGSTの徴収方法とともに、課税対象となるサービスについて説明します。
注: Twilioサービスには、多くの地域で国税や地方税が課せられる場合があります。お客様の国でTwilioが税金を徴収しているかどうかについては、サポートヘルプセンターの Taxes(税金)セクション(英語)をご覧ください。
このガイドでは、以下のトピックについて説明します。トピックをクリックすると、その情報が表示されます。
- シンガポールにおけるTwilioのGST徴収開始時期
- GSTの免税対象になる方法
- 請求書にGST番号をどのように入力したらよいですか?
- GSTの決定方法
- シンガポールでのGST税率
- 請求書でのGST課税額の確認方法
- 関連リンク
シンガポールにおけるTwilioのGST徴収開始時期
Twilio Singaporeは、シンガポール在住のB2BとB2Cのお客様に販売するサービスにおけるGSTの徴収を2022年8月1日に開始します。
月初めに、前月分のGSTを算出し、前月使用分としてお客様のアカウントにご請求します。例えば8月使用分のGSTであれば9月1日に徴収します。
GSTの免税対象になる方法
Twilio Singaporeは、シンガポールの現地法人として、B2BとB2Cのお客様に対してGSTを課税するように義務付けられています。 つまり、Twilio Singaporeが提供するサービスの種類では、税制による免税措置はありません。これは公立学校、大学、慈善団体、宗教団体なども同様です。
慈善団体、学校、宗教団体はシンガポールのGSTが免除されますか?
Twilio Singaporeは、事業法人、公立学校、大学、慈善団体、宗教団体を含め、現地のあらゆるお客様にGSTを請求して徴収するように義務付けられています。免税されるケースはありません。
請求書にGST番号をどのように入力したらよいですか?
コンソールの[Billing Preferences(請求設定)]ページにある[GST Number(GST番号)]フィールドに9~10桁のGST番号を入力できます。
以下の3つの番号のうち、いずれかを入力します。
- 標準のGST登録番号
- National Registration Identity Card(国民登録IDカード)番号(RIC - 個人事業を所有している個人の場合)
- Unique Entity Number(個別企業登録番号)(UEN - GST番号として使用)
GST、NRIC、UEN番号は、Singapore GST Registered Business Search(シンガポールGST登録企業検索 - mytax.IRAS.gov.sg)で確認できます。それぞれの番号の形式を以下に示します。
納税者識別タイプ | 説明 | 例 |
GST登録番号 | GST登録済みの企業、個人事業 | MX1234567X |
国民登録IDカード(NRIC)番号 | 個人事業を所有している個人 | X1234567X |
個別企業登録番号(UEN) | 現地企業(Pte、Ltd、Ltd Co) | 200312345A |
合名会社 | 52912345A | |
外資系企業、LLP、団体、協会、代理店など | T08XX1234A |
GSTの決定方法
GSTは、購入された製品またはサービスの種類に基づいて適用されます。Twilioは、TwilioのほとんどのソフトウェアサービスがGSTの課税対象になると判断いたしました。
正しい法域で正確に課税を処理できるよう、Twilioコンソールに最新のサービス提供先住所が入力されていることを確認してください。サービス提供先住所の更新手順については、Billing情報のアップデート方法を参照してください。
シンガポールでのGST税率
Twilioのサービスは、Singapore Taxation Office(シンガポール税制当局)が定める7%のGST税率の対象になります。
たとえば、2022年9月の段階では、課税対象のすべての売上に対し、GST税率の7%が適用されます。Twilioの利用料金が$1,000、そのうち$1,000が課税対象の場合、GSTとして$70が加算され、支払額の合計は$1,070($1,000 + $70)となります。
課税対象の合計支払額: $1,000
物品サービス税(GST) @ 7%: $ 70
+ 税引前の合計売上: $ 1,000
= 税込みの合計売上: $1,070
請求額の調整においても課税対象となる場合があります。
- 特定の使用分に対して適用されるクレジットについては、対象製品と同じ税率の税金が返金されます(クレジット - シンガポールの音声発信など)
- プロモーションバランスは課税対象外です(Promo - Twilio.orgなど)
- 最低支払調整は、対象製品と同じ税率で課税されます( 例 : 四半期ごとの最低支払調整 - Voice)
請求書でのGST課税額の確認方法
請求書のご利用明細(Usage Summary)にある「税金」項目でGSTをご確認いただけます。この項目が課税されたGSTとなります。
税額計算については税金ページで説明しています。
請求書明細にも税金が記載されており、課税されたGSTを個別に確認できます。
詳しくは、インボイス(利用履歴)の読み方をご確認ください。