Twilioの双方向型(2-Way)SMSとMMSでは、テキストとマルチメディアメッセージを送信・受信できます。そのため、コンタクトセンターのオペレーターがSMSベースのチャットで顧客とやり取りを行うことや、顧客が予約のスケジュール変更をテキストで行い、自動応答を受け取ることが可能です。
SMSまたはMMSのテキストメッセージを受信する方法
受信メッセージの送信先(コンテンツのGET元やPOST先となるURLなど)を定義する必要があります。この送信先は、コンソール内またはAPIを介して手動で指定できます。詳細については、「SMSとMMSのメッセージの送受信に使用する電話番号の設定(英語)」をご覧ください。
電話番号を適切に設定すると、その電話番号にSMSまたはMMSのメッセージが届くごとに、TwilioからHTTPのPOSTリクエストかGETリクエストを設定済みのURLに送信します。発信元番号、発信先番号、メッセージ本文、送信されたメディア(画像ファイルなど)をはじめ、メッセージのすべての詳細(英語)をTwilioから送ります。電話番号から特定できる、都市、州、国(該当する場合)などの地理情報を共有する場合もあります。この地理情報は電話番号自体から派生したものであり、必ずしもユーザーの現在位置を示していない場合もあるため、ご注意ください。
SMSテキストメッセージを送信する方法
次の2つの方法でメッセージの応答を送信できます。
- REST API: HTTP POSTリクエストをTwilioのMessages APIリソース(英語)に送信すると、メッセージを送信するようTwilioに通知されます。その際、送信先の受信者電話番号、送信元のTwilioリソース(電話番号、ショートコード、メッセージングサービスなど)、メッセージの内容(テキスト、写真、リンクなど)を指定するだけです。以前受信したメッセージへの応答とすることも、ゼロから開始することもできます。詳細な手順については、「SMSとMMSのメッセージの送受信(英語)」ガイドをご覧ください。
- TwiML: <Message> TwiML動詞(英語)を使用すると、受信メッセージへの返信として発信メッセージを開始できます。
双方向SMSに使用できる電話番号
Twilio電話番号がSMSに対応していれば、どのTwilio電話番号でも国内の双方向メッセージングに使用できます(日本では提供はありません、サポートにお問い合わせください)。SMSへの対応を確認するには、次のような方法があります。
- Console: Twilio電話番号のSMS対応はtwilio.com/console/phone-numbersで確認できます。対応する番号はCAPABILITIESの見出しの下にSMSのアイコンが表示されます。
- API: GETリクエストをIncomingPhoneNumbers APIリソースに渡してTwilio電話番号のSMS対応状況を知ることもできます。返されたCapabilitiesプロパティにSMS/MMS機能への対応がtrueまたはfalseのブール値で示されます。
海外との双方向SMS
SMS対応の電話番号かショートコードをTwilioが提供している国(完全なリストについてはこちらをご覧ください)では、双方向SMSが利用できます。
受信者とは異なる国の番号を使用して双方向SMSを行える場合もありますが、動作は保証されていません。可能な限り、受信者と同じ国の、SMS対応のTwilio番号かショートコードを使用することをお勧めします。たとえば、受信者が英国にいる場合は、双方向メッセージングに英国の番号を使用することをお勧めします。
複数の国で双方向SMSを行う場合は、Messaging Serviceを利用することにより、利用可能な番号の中から最適な番号を自動的に選択して受信者にメッセージを送信できます。
ショートコード番号は国内での送信にしか使用できないことに注意してください(例: 米国のショートコードで送信先に指定できるのは米国の携帯電話番号のみ)
なぜ国際2-Way SMSの到達は常に保証されないのか : 一部の国では現地の規則に準拠するため、またはやりとりを滞りなく行うために、キャリアが受信者の送信者IDを変更する場合があります。送受信を行う国で可能な操作については、SMSガイドラインのサイト(英語)でご確認ください。
英数字の送信者ID
英数字の送信者IDは単方向のメッセージでのみ使用できます。使用されるIDは電話番号ではないため、返信を直接受信できません。代わりに、メッセージの送信に現地の電話番号を使用するか、返信先番号をメッセージに含めることをお勧めします。詳細については、記事「英数字の送信者IDを使う」をご覧ください。