Twilioで通話録音を行う(英語)と、自動的に録音ファイルが必要なだけ保存されます。シングルチャネル通話録音の場合、開始から10,000分間(デュアルチャネル録音では最初の5,000分間)が無料で保存されます。録音保存の費用(英語)を余計にかけることなく通話録音を管理する方法を以下にご紹介します。
レコーディングステータスコールバックによる自動録音管理
レコーディングステータスコールバックの指示により、リクエストに含まれるコールバックURLにアクセスします。ここにTwilioからのアップロード済み録音のリンクが示されます。アプリにこれらのコールバックを使用してREST APIコマンドを利用して通話録音ファイルのダウンロードや削除を行うことができます。この方法は、録音を自動でローカルにダウンロードして保存できるため、Twilioのストレージ使用料を必要以上にかけずにすみます。
録音ステータスコールバックは、次に示すように、Programmable Voiceのそれぞれの通話録音オプションでリクエストができます。
- APIでリクエストされたアウトバウンドコール(英語)による
RecordingStatusCallback
パラメータの使用。 - アウトバウンド<Dial>コール(英語)による
recordingStatusCallback
属性の使用。 - インバウンドコール(英語)による
recordingStatusCallback
属性の使用。 - アドホック(開始/停止)通話録音による
recordingStatusCallback
属性の使用。 - 一方向の<Record> TwiMLコマンド録音(英語)による
recordingStatusCallback
属性の使用。
注 : Elastic SIP トランクはレコーディングステータスコールバックに対応していません。
録音のダウンロード
Twilioでは、REST APIを介してプログラムにより録音をダウンロードできます。また、Consoleのプロジェクトにログインしてダウンロードすることもできます。
REST APIを介して録音をダウンロードする
通話録音は、HTTP GETコールによりRecordings APIリソースにダウンロードし、次のように、必要なファイル拡張子をURIに付けることができます。
- 拡張子なし/拡張子.wav: 128kbps WAVファイルのダウンロード
- 拡張子.mp3: 32kbps MP3ファイルのダウンロード
詳しくは、レコーディングメディアファイルのフェッチ(Twilio Docs : 英語)をお読みください。
Consoleから録音ファイルをダウンロードする
各録音ファイルはコンソールからダウンロードできます。
- Console のProgrammable Voice Dashboard にアクセスします
- 目的の録音を探して選びます
- Call logs にてCalls をクリックします。目的のコールを選択し、Recording SIDをクリックします
- Recording ログにてRecordingsをクリックし、目的のレコーディングを選択します
- 目的のファイルタイプをクリックして録音をダウンロードします
録音の削除
Twilioの録音はREST API、もしくはConsoleから単一削除または複数一括削除することができます。
注: ConsoleまたはREST APIからのリクエストによる削除は元に戻せません。削除した録音は即座に、完全に消去されます。
REST APIを介して録音を削除する
通話録音は、Recordings API resourceにHTTP DELETEリクエストを行うことで削除できます。詳しくは、レコーディングリソースの削除(Twilio Docs)をお読みください。
一括削除は、スクリプトから行えます。スクリプトは、録音リストを抽出し、(必要に応じて)録音をダウンロードしてから削除するものです。サンプルコードやベストプラクティスなどを含めた詳しい情報は、REST APIを使用した通話録音の管理(Twilio Blog : 英語)をご覧ください。
Consoleから録音を個別に削除する
以下のように、Consoleから録音を個別に削除する
- Console のProgrammable Voice Dashboard にアクセスします
- 目的の録音を探して選びます
- Call logs にてCalls をクリックします。目的のコールを選択し、Recording SIDをクリックします
- Recording ログにてRecordingsをクリックし、目的のレコーディングを選択します
- ページの最後までスクロールして[Delete this Recording]をクリックします
Consoleから録音を一括削除する
以下のように、Consoleから複数の録音を一括削除できます。
- Console のProgrammable Voice Dashboard にアクセスします
- 削除する録音を選びます。
- フィルター(Filter)や検索(Search)を使用して目的の録音を選ぶことができます
- 次のいずれかの方法で削除する録音を選びます:
- 個々の録音のチェックボックスをクリックして選びます
- [Select]ドロップダウンメニューを使用し、すべての録音または現在のページの録音全部を選択します
- 個々の録音のチェックボックスをクリックして選びます
- フィルター(Filter)や検索(Search)を使用して目的の録音を選ぶことができます
- [Actions]ドロップダウンメニューをクリックし、[Delete Recordings]を選びます
- 確認画面が表示されます。確認削除の通知を受信するメールアドレスを入力し(必要な場合)、[Delete]をクリックして削除を完了します。削除した録音は元に戻せません。削除する録音の詳細をよく確認してから操作を実行してください。
録音データ削除の詳細
通話録音を、APIを介してまたはConsoleから削除すると、録音ファイル削除のリクエストが発行されます。これにより録音ファイルはAPI/Consoleからアクセスできなくなります。録音ファイルがすべてのシステムから完全に削除されるまでに最長30日かかる場合があることにご注意ください。
録音リソースのメタデータ(例: 録音SID、作成日など)は、録音削除のリクエスト発行後40日間保存され、その間はConsoleにメタデータが表示されます。
通話録音の法的意義
通話録音を選択した場合、関連する法規制に準拠するものとみなされます。これには、(カリフォルニア州のプライバシー侵害法や他の管区の同様の法などの)録音への同意に関する法が含まれます。通話録音の法的意義について詳しくはこちら(英語)をご覧ください。