本記事はオリジナルのヘルプ記事を翻訳したものになります。
Twilio Voice JavaScript SDKを利用すると、Webブラウザとモバイル端末から通話を双方向音声通信にて架電・着信できるようになります。例えば、ソフトフォン、Web会議、リアルタイムコラボレーション、またClick-to-Talkといった機能を、デベロッパーは実装することができます。
本機能の活用により、ブラウザやスマートフォン、様々なオンライン機器を介して、よりアプリケーション内へと没入するような、深いユーザーエクスペリエンスをエンドユーザーに楽しんでもらいませんか。
Voice JavaScript SDKとは
Twilio Voice JavaScript SDKとは、旧Twilio ClientのVersion 2.0以降が新たに改名されたものになります。2.xのバージョンには、様々なQOL改善およびベストプラクティス実現の為の変更が加えられています。新旧バージョンの詳細は、Voice JavaScript SDK 2.0への移行 をご覧下さい。
Voice SDK ブラウザコール コンポーネント
Twilio Voice JS SDKのご利用には、WebRTC対応のWebブラウザとインターネット接続が必要です。
ご利用の前に、以下の要件が満たされているかご確認下さい:
- ブラウザ上にて架電・着信できるUIを備えたWebページが準備されていること。
- Twilio Account 認証情報、およびInbound(着信)・Outbound(架電)の両通話の認可グラントを含むAccess Tokenが生成されていること。
- Outbound(架電): コールを架電するためにはTwiML Appが必要です。TwiMLの<Dial>動詞を返すVoice WebhookのURLをご用意ください。
-
Inbound(着信): コールを着信するためには
identity
が必要です。identity
は、<Dial>
および<Client>句にて、着信コールをユーザーインスタンスへ転送する際に使われます。
Outboundコール(架電)時のコンポーネント利用の流れ(例):
- UIページのローディング時に、Access Token生成リクエストを実行します。
- 生成されたTokenと共に、あなたのアプリケーションを立ち上げます。このタイミングでUIページの機能が利用可能となります。
- UIページ上で電話番号(E.164 フォーマット)がエンドユーザーにより入力されると、入力アクションをトリガーに、アプリケーションがTwilioへのアクティブな接続を開始させます。そして入力された電話番号をToken内で指定したTwiML Appへと受け渡します。
- TwiML Appが、
<Dial>
TwiMLを返すVoice Webhookへリクエストを転送します。 - UIページからのクライアントコールを、入力された電話番号への新たなアウトバウンドコール(架電)へとTwilioが接続します。
Twilio Voice Javascript SDK アプリケーションの設定
Twilio Voice SDKを利用したアプリケーションは、ゼロから構築することも、既存のアプリケーションへ組み込むことも可能です。詳細は以下Twilio Docsリソースをご覧下さい。
Voice JS SDKを今すぐ使ってみたい、もしくは試してみたい方は、こちらのクイックスタートガイドのご利用をおすすめします。: Getting Started - Voice JavaScript SDK
Voice SDK によるコールの費用について
Voice SDKからのTwilioへの接続では、Twilioへ接続可能であれば世界中のどこからでも、1分あたり低額な料金で利用頂けます。
その他の電話番号やSIPアドレスへの架電・着信の場合、Twilio標準のVoiceコール料金がコールレッグへ適用されます。詳細はこちらの記事をご覧ください: Twilio Voice JavaScript および Mobile SDKの料金
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