Twilioの請求書についてお困りのときや、データが分かりにくいときは、本ページがお役に立ちます。このガイドでは、Twilioの請求書へのアクセス方法と読み方について説明します。
注: Twilio内で発行される利用履歴サマリーはインボイスと呼ばれます。弊社では支払い方法として従量課金(Pay-As-You-Go)での支払い、請求書払い(インボイス支払い)等がございますが、利用履歴サマリーであるインボイスはどちらの支払い方法であっても発行されます。
請求書へのアクセス
Twilioの請求書は、コンソールの[Billing Overview](請求書概要)ページからいつでも取得できます。詳細については、「請求書を確認できる時期と掲載場所(英語)」をご覧ください。
請求書の概要
以下のセクションで、Twilioの請求書のさまざまなコンポーネントについて解説します。
会社名とアドレス
請求書の左上には、お客様の法人名、サービス提供月、サービス提供先住所が表示されます。最初のページの右上にはTwilioの法人名と住所が表示されます。
請求書に表示される住所は、利用料の課税住所となります。課税の詳細については、「Twilioが税金を請求する条件(英語)」をご覧ください。サービス提供先住所が不完全または検証不能な場合は、請求先住所が課税住所となり、同様に請求書に反映されます。
有効なサービス提供先住所または請求先住所がない場合、Twilioは利用料に課税できず、請求書も作成できません。お客様の住所が完全かつ有効であることを確認してください。
請求書の概要
請求書の最初のページには概要セクションがあり、アカウントの属性が簡潔に一覧表示されます。請求額、請求書の通貨、支払期日は、分かりやすいように枠で囲まれています。
コンソールの[Billing Preferences](請求設定)ページでは、PO番号、法人名、法人税IDなどを追加または編集できます。詳細については、「Billing情報のアップデート方法」をご覧ください。
コンソールの[Project Settings](プロジェクト設定)ページでは、プロジェクト名を編集できます。詳細については、「プロジェクト名の変更(英語)」または「Twilioコンソールでのプロジェクトの表示と新規作成(英語)」をご覧ください。
これらの情報を入力した場合、この「請求書の概要」セクションにも表示されます。お客様の国の課税要件次第では、課税ID番号、VAT番号、GST番号が表示される場合があります。
製品利用料の概要
請求書の最初のページの「製品利用料の概要」には、すべての項目、関連するアカウントとサブアカウントが要約され、製品グループごとに高レベルの概要が表示されます。
リストされた各製品は、この請求書で請求される総利用料を表します。さらに、以下の非製品項目が加わります。
- Creditsは、売上を取り崩した総額を表します。
- Promosは、アカウントに投入されたプロモーション費用の総額を表します。
- Taxes は、お客様の国の課税要件に基づく、サービスに対して支払われた額への課税総額を表しま
注:お客様の法人が、Twilioが現在税金を徴収している国にない場合は、同様のことを説明しているステートメントが表示され、税金の項目は表示されません。お客様の国でTwilioが税金を徴収しているかどうかについては、サポートヘルプセンターの[Taxes](税金)セクション(英語)をご覧ください。
アカウント利用料の概要
請求書に複数のプロジェクトがある(マルチアカウント請求とも呼ばれます)顧客も、「アカウントごとの利用料の概要」セクションをご覧ください。請求書のこのセクションは2019年10月以降、請求書に記載されたプロジェクトまたは関連アカウントごとに、その月の利用料を要約してあります。各プロジェクトの法人名とプロジェクト名は、このセクションに記載されます。
注意: 2019年10月以降、サブアカウントごとに分割された詳細な利用料の情報を「請求書CSVデータ(英語)」でご覧いただけます。
- お客様のプロジェクトのリストについては、「Twilioコンソールでのプロジェクトの表示と新規作成(英語)」をご覧ください。
- 関連プロジェクトのアカウント名を調整するには、コンソールの[Business Name](法人名)を更新します。詳細については、「Billing情報のアップデート方法」をご覧ください。
- 複数のプロジェクトを関連付けて1つの請求書に表示する場合は、Twilioのサポートチームにご連絡ください。
利用料の概要セクションの後、請求書には税金の注釈や為替レート(該当する場合)などの法定要件が記載されます。すべてのお客様がアカウントの詳細、国、通貨に基づいて、これらの免責条項を必要としているわけではないため、これらの項目がなくても心配ありません。
支払手順
請求書支払のお客様の場合は、支払手順ページに、オンライン支払に必要な情報と送金手順が記載されています。お客様の国や通貨に応じた支払手順をご覧いただけます。
Notice: 従量課金アカウントの場合、利用料が発生するとTwilio残高から差し引きされるため、請求書に「Payment Instructions」セクションはありません。従量課金アカウントの請求書は月々の補足会計にのみ使用されます。Twilioの領収書を探すには、「領収書の取得方法(英語)」をご覧ください。
税金の詳細
税金(Tax)セクションには、税金のタイプごとの利用サービス、利用された製品に基づく課税、各項目の実効税額が一覧表示されます。一部のサービスやアカウントプロモーションは課税されない場合はあります。詳細はこちらをご覧ください。
このセクションは、お客様の国に応じて見た目が異なります
- オーストラリア、シンガポール、日本、ヨーロッパ各国でTwilioサービスを利用するお客様
- 課税について同様の説明が表示されます。
- Twilioが税金を徴収していない地域でTwilioサービスを利用するお客様
- このセクションは表示されません。
- 米国でTwilioサービスを利用するお客様
- 課税された税金のタイプが「利用料の詳細」セクションに記載されます。
お客様の国でTwilioが税金を徴収しているかどうかについては、サポートヘルプセンターの[Taxes](税金)セクション(英語)をご覧ください。
バケットの詳細
米国のSMSのバケットなど、バケット料金ストラテジーにサインアップしているお客様の場合は、バケットの情報を説明しているセクションがあります。このセクションはお客様のバケットのラベルで始まり、今月のバケット利用料の要約と、同月の利用料の詳細へと続きます。
バケット料金は、請求書支払のお客様が利用できます。詳細については、担当のアカウントマネージャーに問い合わせるか、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
利用料の詳細
請求書の利用料の詳細セクションには、利用したサービス、適用された信用取引、適用されたプロモーション、税金が、アカウントごとに一覧表示されます。サービスセクション内では、項目は製品と国ごとにグループ化されます(例: SMSは宛先の国ごとにグループ化)。
- 「利用料の詳細」は、各アカウントのサービス利用料の総額から始まります。項目の例には以下のものがあります。
- 定期的(月、四半期、半期、年ごと)に請求される、電話番号料金(英語)やショートコード更新(英語)などの毎月の料金。
- Programmable SMSやVoice通話などのTwilio製品の使用料。
- 最低利用料金調整などの請求額の調整
- Editionsやプレミアムサポートなどのサービスの毎月の料金
アカウントの利用料の詳細の最後は、信用取引、プロモーション、課税の欄となります。
Twilioの利用料が月ごとにどのように変化したかを確認したい場合や、請求データを操作して利用状況や支出についてのさらなるインサイトを得たい場合は、CSVデータをダウンロードしてください。2019年10月以降は、CSV内でサブアカウントごとに分けられた利用料を確認することもできます。
利用料の詳細のよくある質問
Q: 今月は何も購入していませんが、電話番号料金が請求されているのはなぜですか?
A: 電話番号には毎月のレンタル料が課せられおり、電話番号が解除されるまで毎月請求されます。詳細については、「電話番号の課金ルール」をご覧ください。
Q: いつ、どのような理由で税金がかかるのですか?
A: Twilioでは、前月中に発生した利用料を各月の月末に計算し、課税します。課税額は、お客様から提供された法人住所に基づいて決定されます。詳しくは、「Twilioが税金を請求する条件(英語)」を参照してください。
Q: 請求書の調整金(adjustment)とは何ですか?
A: 一部のユーザーは、請求書に「最低料金(minimum commit)」または「最低支払調整(min spend adjustment)」がある場合があります(例: メッセージング - 四半期最低支払)。これらの調整は、お客様のオーダーフォームで、お客様とTwilioの間で同意された最低支払額を、お客様のアカウントが満たすようにするために追加されます。これらの取り組みのおかげで、Twilioはより有利な価格を実現できるのです。
Q: 送信したSMSの件数より多く料金がかかっています。なぜですか?
A: 長いSMSは、キャリアにより160文字のセグメントに分割されます。各セグメントは、1件のSMSとして請求されます。請求書には使用されたセグメントの合計が表示されます。詳しくは、「160文字超のメッセージを送信する場合にかかる料金(英語)」をご覧ください。
Q: 請求書とコンソールの製品ログの内容が異なるのはなぜですか?
A: 請求書には、常に協定世界時(UTC)タイムゾーンが適用されます。ユーザーアカウントが現地(UTC以外)のタイムゾーンを使用するよう設定されている場合は、月初と月末のコンソールの製品ログに掲載されている利用料の表示内容が異なります。協定世界時(UTC)を切り替える方法については、「Twilioプロジェクトのタイムゾーンの変更(英語)」をご覧ください。
Twilioの請求システムでは小数点第5位までの精度で計算されます(例: $0.00001)。ただし、簡素化のために、請求書は小数点第2位で四捨五入されます(例: $0.01)。そのため、請求書とコンソールの[Usage Center](利用料センター)ページとUsage APIの項目間で数セントの不一致が発生する可能性があります。
トライアル料金は直接請求されません。そのため、お客様のアカウントの無料トライアルの期間中に発生したいかなる利用料も請求書には反映されません。請求書に記載されるのは、お客様のアカウントがアップグレードされた後の利用料のみです。月の中ごろにアップグレードしたユーザーは、最初の月の請求書の請求額が、コンソールの[Usage Center](利用料センター)ページの額より少なくなる場合があります。詳細については、「Twilioフリートライアルアカウントに関して」をご覧ください。
Q: 請求書の一部の利用料に見られる「非地理的(Non-geographic)」とは何ですか?
A: 請求書には、ほとんどの利用料が関連する国によりグループ化されて記載されます。例えば、電話番号は国コードにより、メッセージや音声は宛先によりグループ化されます。ソフトウェア製品(Taskrouter、Flex、Proxyなど)の利用料や請求額の調整(信用取引、最低支払調整など)は特定の国と関連することがないため、「非地理的」としてリストされます。
将来の機能
将来的には、再設計された税金概要、最低支払情報の概要、アカウントのステートメントが含まれる見込みです。