米国のトールフリー番号(+1国コード)は、米国とカナダのモバイルユーザーとのSMSとMMSのメッセージング(送信)をサポートしています。米国のトールフリー番号は、他のTwilio SMS対応番号と同様に、+1地域外の国に向けたOne-wayのSMS送信にも使用できます。詳しくは、米国・カナダでのトールフリーのベストプラクティス(英語)をご覧ください。トールフリーメッセージを利用する場合のメッセージ送信スループット(MPS)に関する情報が含まれています。
米国とカナダへのトールフリーSMS
米国のトールフリー番号をTwilioから購入されますと、米国とカナダへのSMS送信スループットは、デフォルトで、3MPS(メッセージセグメント/秒)です。
トールフリーメッセージングで3MPS以上のスループットを必要とされる場合、全く同じユースケースに複数のトールフリー番号を使用しないようにすることが非常に重要です。
キャリアでは、複数の場所に店舗をレストランなど、ビジネス上の理由がある場合を除き、同じメッセージング事例で複数のトールフリー番号の使用を受け付けることを考慮していません。この点に関する詳細と、その他の要件については、米国・カナダでのトールフリーのベストプラクティス(英語)をご覧ください。
幸いなことに、このデフォルトの3MPSというスループットは、そのトールフリー番号でそれ以上に高めることができます。これを、「高スループットトールフリーSMS」と呼びます。
高スループットトールフリーSMS
高スループットトールフリーSMSとは、お使いのトールフリーのSMS番号のMPS送信速度を上げることです。まず25MPSから始まり、Twilioが提供できるスループットは、最大150MPSです。詳しくは、Twilioセールスチームにお問い合わせください。
+1ダイヤルコード(米国、カナダ、領有諸島)以外のすべての国へのメッセージ送信については、米国のトールフリー番号は、+1地域以外に送信する他のすべてのTwilio番号と同様に、標準的なスループットは10MPSです。
TwilioのMPSとキューイングの仕組みについては、「トールフリー番号によるSMS/MMS送信レート(MPS)」をご覧ください。
トールフリーMMS
Twilioでは、2021年2月の対応現在、米国のトールフリー番号すべてにMMSサポートが追加されました。トールフリーMMSの一般提供(GA)開始は、2021年3月15日からです。ロングコードMMSと同様に、トールフリー番号からMMSを送信できるのは、米国とカナダのユーザーのみとなります。
各トールフリー番号のMMS送信速度は3MPSです。トールフリーMMSには、25MPS(メッセージ/秒)というアカウントレベルの制限があります。この制限は、お使いのアカウントが持つトールフリー番号の数に関係なく、サブアカウントを含むTwilioアカウント全体に適用されます。つまり、今後のお使いのすべてのサブアカウントでも、サブアカウント間相互に、また親アカウントとの間でも、この全体的な容量制限を分け合うことになります。
ハイスループット トールフリーMMS
トールフリーSMS用にMPSスループットを追加購入すると(上記の高スループットSMS情報を参照)、同時にMMS用のトールフリー番号のスループットも上がります。ただし、キャリアキャパシティに制限があるため、いずれのトールフリー番号でも、1秒につきMMSは最大25件までです。
加えて、前述のTwilioアカウントあたり1秒につきトールフリーMMS25件という制限は、今後も適用されます。
例:
Twilioアカウントでトールフリー番号を1つ持ち、高スループットのトールフリーを有効にして、その番号のSMS送信速度を25MPSに上げるとします。これによりトールフリーMMSも、25MPSの速度で送信できます。
事業が拡大し、同じトールフリー番号のSMSのスループットを50MPSに上げてもMMSはそのまま25MPSです。
その後2つ目のトールフリー番号を追加し、そのSMSについて50MPSという同じメッセージ送信速度にした場合も、MMSは最大25件/秒で送信できます。
ただし、両方の高スループットのトールフリー番号で同時にMMSを送信している場合は、合計25MPSをアカウントレベルで分け合うよう制限されます。