オプトイン/オプトアウト関連キーワードの特定のセット(STOP
、START
、HELP
など)は、デフォルトで、Twilioが自動処理します。デフォルト動作の詳細(予約済みのキーワードと標準返信の全リストなど)については、「オプトアウトキーワード(SMS STOPフィルタリング)に対するTwilioのサポート(英語)」を参照してください。
こうしたキーワードやユーザーが受け取る返信をカスタマイズする場合は、Messaging Servicesの高度なオプトアウト機能を使用します。高度なオプトアウト機能を使用すると、お使いの番号に対するオプトイン、オプトアウト、ヘルプメッセージについて、キーワードと返信をカスタマイズできます。
高度なオプトアウトの仕組み
高度なオプトアウト機能では、Messaging Servicesそれぞれに対し、次のオプションを設定できます。
- オプトイン、オプトアウト、ヘルプメッセージへのキーワードの追加
- キーワードに対する返信メッセージのカスタマイズ
- ほとんどのデフォルトキーワード(英語)の削除(STOP、HELP、START以外)
- 追加の言語に対するサポートの追加(例: スペイン語のキーワードと返信)
- 国固有のオーバーライドの追加 ― 必要に応じて(例: メキシコのモバイルユーザー向け固有のキーワードセット)
高度なオプトアウトオプションを設定すると、Messaging Serviceに関連付けられているショートコードやロングコードで受信したあらゆるキーワードメッセージへの返信に、カスタマイズされた上記のオプトアウト設定が自動的に使用されます。
オプトアウトのカスタム設定は、Messaging ServiceのあらゆるWhatsApp送信者にも適用されます。WhatsAppユーザーがこのようなキーワードのいずれかをテキスト送信すると、Twilio WhatsApp送信者とお使いのMessaging Serviceから送信されるその後のWhatsAppメッセージを、そのユーザーはオプトアウトすることになります。このオプトアウトは、現時点ではSMS全体で共通の取り扱いにはなりません。同じユーザーに複数のメッセージングチャネルからメッセージを送ることが多い場合は、ユーザーがいずれかのチャネルでオプトアウトしてきたら、そのユーザーを連絡先リストから削除することをお勧めします。
設定したキーワードに対する返信はTwilioが自動処理しますが、こうしたキーワードを含むメッセージを受信した場合は、これまで通りお知らせします。お使いのMessaging Serviceの設定で、受信メッセージをWebhookに送る指定にしている場合、Twilioはオプトアウト、ヘルプ、オプトインのメッセージをWebhookにPOSTし、こうしたイベントを追跡できるようにします。POSTされたメッセージには、追加のパラメーターOptOutType
が付き、メッセージがSTOP、HELP、STARTかを示します。受信キーワードメッセージは、Twilio ConsoleのSMSログにも表示されます。
高度なオプトアウト機能で設定した返信は、Twilio SMSログには表示さません。ご注意ください。また、お使いのMessaging Serviceの設定が[Drop Incoming Messages](受信メッセージを削除)である場合でも、高度なオプトアウト機能では、設定されたキーワードに対する返信を生成します。このように送信される返信については、Twilioでは料金を請求しません。
注: 高度なオプトアウト機能では、Twilio電話番号が設定されているMessaging Serviceで、そのTwilio電話番号に対するキーワード処理のみを変更します。Messaging Serviceのメンバーではないトールフリー番号やロングコード電話番号で受信したオプトイン/オプトアウトのキーワードメッセージについては、すべて、Twilioが自動的に、英語による標準的な返信を引き続き処理します。このデフォルトのオプトアウト処理はカスタマイズできません。デフォルトのオプトアウト返信の詳細については、「オプトアウトキーワード(SMS STOPフィルタリング)のTwilioサポート(英語)」を参照してください。
注:Twilioのトールフリー番号では、START
と、再購読を求めるUNSTOP
にのみ返信します。Twilioでは、トールフリー番号のSTOP/UNSTOP返信を無効にすることはできません。高度なオプトアウト機能が有効でも、エンドユーザーは「Network MSG」を引き続き受信します。詳細については、「トールフリーSMSのオプトアウトキーワード処理(SMS STOPフィルタリング)(英語)」をご確認ください。
高度なオプトアウト機能の設定
Messaging Serviceを使用してメッセージの送受信をしたことがない場合は、まずMessaging Serviceを1つ設定する必要があります。Twilio ConsoleでMessaging Serviceを作成し、使用するTwilio番号を追加します。Messaging Servicesの詳細については、Twilio Doc(英語)をご覧ください。
Messaging Serviceを設定されたら、次のように、高度なオプトアウト機能をTwilio Consoleから設定できます。
- Consoleの Messaging Services(Messaging Services)ページにアクセスします。
- 目的の Messaging Serviceをクリックします。
- 左側のサイドバーにある Opt-Out Management(オプトアウト管理)タブをクリックします。
こちらからデフォルトのキーワードや返信の編集、新規キーワードの追加、言語の追加などを行えます。高度なオプトアウト機能に関するチュートリアル全体は、「高度なオプトアウトキーワードの設定(Twilio Docs)(英語)」を参照してください。
キーワード返信の長さは、最大320文字です。ユーザーが読みやすいように、返信メッセージはできるだけ簡潔にすることをお勧めします。
注意:基本的なオプトアウトの順守に必須であるため、STOP
、START
、HELP
というキーワードは削除できません。しかし、二次キーワードはすべて削除できます。オプトアウトに対するCANCEL
や、オプトインメッセージに対するYESなどです。
高度なオプトアウトAPI
現時点では、高度なオプトアウト設定を管理するAPIアクセス機能はありません。また、設定のエクスポートやインポートもできません。現時点では、高度なオプトアウト機能の設定ができるのはConsoleのみです。